熊本被災地ボランティアの報告

熊本被災地ボランティアに参加して

復興とは程遠い現実

大隅地区支部曽於地域協議会 曽於市立檍小学校分会 小林 義和

 日教組からの要請で、8月8日(月)~10日(水)まで前泊、後泊を含めて5日間の参加でした。北は秋田や岩手、南は沖縄まで全国いろいろなところから14名が集まりました。7日(日)の17時に集合しその中の説明で、ボランティアの場所は、地震の被害の最も大きかった益城町の小・中学校7校に2名ずつ入るということでした。益城町のそばまで来ると、まだあちらこちらの屋根はブルーシートで覆われていてびっくりしました。
翌日9時前に担当の益城町立広安小学校に到着し、校長先生からボランティアの内容を伺い、主に草払い機で校庭の草払いをしてくださいということでした。熱中症には、くれぐれも気をつけてくださいと話され、1日目の午後は、図書室の整理も入れてくださいました。3日間熱い中での作業でしたが、広安小の子どもたちが2学期から気持ちよく、登校できればと思いながら草払いをしました。
4月14日に始まった大震災ですが、ボランティアに入ってみて、4か月が過ぎても被害にあった建物はそのままのところがほとんどで、復興とは程遠い現実がありました。現地に入っているボランティアの方にお話を伺っても「全然変わってないですよ。被害にあったところは、手つかずでそのままなんです。」ということでした。「解体業者や瓦職人の数が足りなくて追いつかない。」そうです。
広安小も被害を受け、建物がゆがんだり、体育館やプールのあたりの基礎に地盤沈下がありました。体育館は、避難宿泊所にもなっていましたが、8月下旬に避難所を町体育館の1か所に集約していくということで、半分以上の方々の撤収が始まっていました。しかし、なんと学校の横では、今から整地をし、仮設住宅の建設が始まるということでした。まだまだ、住むところさえ確保されていない方々がたくさんいるという現実!
学校も休校中の授業の遅れをとり戻すために、2学期を少し早めに開始するということでした。また、広安小の職員の方々にも、何度もアイスや飲み物をいただき感謝でした。
3日間のボランティアでしたが、震災の状況や復興の遅れの実態が分かり、大変良い経験になりました。ありがとうございました。

体育館の避難所(畳2帖ずつの割り当て)

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体育館の基礎のずれ

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