市民の集いを開催

学校・地域・社会をゆるめることから、未来を考える」

講演:桜井智恵子さん(大阪大谷大学教授)

sakurai11月6日(日)午後より、鹿児島市立武中学校で「市民の集い」を開催しました。集いでは「子どもにもおとなにもきつい学校・地域・社会になっていませんかと題して、桜井智恵子さん(大阪大谷大学)が講演を行いました。桜井さんは冒頭、「頑張ってはいけない。講演を聞いて、何かをするのではなく、具体的に何かを止めてほしい」と訴えました。厳しい雇用・労働環境や子どもの貧困など「構造的暴力」が社会に広がる中、「しんどい子に力をつける」のではなく、追い詰められて緊張状態にある人をエンパワーメント(緊張をとりのぞいて力をとりもどす)ことが重要であると、様々な事例をあげながら話されました。「業績承認」(何ができるか)より「存在承認」(今ここにいること)を大きくしていくために、自分で自分を認める状態を社会的に構想することなど、子どもたちとの向き合い方や私たちの働き方にも大きくかかわる内容でした。一般参加者を含む約400人の方が参加しました。

【参加者アンケートより】

  • ・学校が発しているメッセージがいかに子どもたちや私たちを苦しめているのか、とてもよく分かりました。なくしていく努力をしていきたい。
  • ・子どもの側に立っているつもりが実は子どもを追い込んでいたこと、自分自身も「構造的暴力」の加担者であることにハッとした。
  • ・今の教育現場が「経済戦争」のメカニズムに組み込まれているということを実感した。学力競争の中で現場から声を上げていくことが大切だと思った。